犬は一人暮らしを癒してくれます。猫と並んで、最高のパートナーといえるかもしれません。

ですが、いくつか注意すべき点があります。

ペットを飼ってよい物件を選びましょう

これは必ず守るべき点です。ご近所に住んでいる方が犬好きばかりとは限りません。

犬アレルギーで、毛が舞うだけで困る方もいらっしゃいます。

吠え声も苦情になりかねません。

ですから、ペットを飼ってよい物件を選び、決められた飼養ルールを守る必要があります。

もちろん、転居する際にもペット飼養可の物件を見つけなければいけません。

犬を自治体に登録しましょう

犬を飼い始めたら、必ず自治体に登録し、鑑札の交付を受けます。

そして、首輪に鑑札を付けておきます。

首輪には迷子になったときに連絡が取れるような迷子札も付けておきましょう。

もちろん、首輪を犬に着けておくのを忘れずにしてください。

部屋の中をいらずらされても許せる心を持ちましょう

一人暮らしなら、必ずお留守番の時間があります。

その時に、犬が何をして寂しさを紛らわせるかはわかりません。

電気コードが目に付いたら噛み切ってしまうかもしれませんし、電気が流れていたら感電してしまうかもしれません。

ゴミ箱に届くなら、ひっくり返してティッシュなどを食べてしまうかもしれませんし、鉢植えの花があれば、勝手にお花摘みをしてしまうかもしれません。

ソファーの上のぬいぐるみやクッションなど、引きちぎって中綿を散らかしてしまうかもしれませんし、トイレに失敗して部屋を汚してしまうかもしれません。

そういったことを想像して、安全にお留守番ができるよう、準備してあげる必要があります。

もちろん、何かやらかしてしまっても、すべて受け入れてあげる寛容な心も重要です。

予防接種を忘れずに受けましょう

狂犬病の予防接種は法律で義務付けられています。

日本で狂犬病なんて聞かないけど…いえいえ、狂犬病をほぼ抑えられているのは日本だけ、とも言える状況なのです。

狂犬病だけでなく、犬にも人にも感染する病気がたくさんあります。

これらの怖い感染症は、混合ワクチンを毎年接種することで予防できます。

フィラリアという寄生虫は蚊に刺されることで感染しますが、放置すると血管の中で成長し、心臓に住み着いてしまいます。

毎年3月から12月あたりまで、月ごとに予防薬を飲ませることで防げます。

こういった情報を得る機会として、かかりつけの動物病院を決めましょう。

去勢、避妊の措置をしましょう

雌犬の場合、避妊手術で卵巣だけ、または子宮も取ることで、子宮蓄膿症などの病気を防ぐことができます。

雄犬の場合は、未去勢のままだとマーキングが治らないかもしれません。

また、不用意な妊娠を避けることで、多頭飼育崩壊(妊娠、出産を繰り返すことで、飼いきれないくらい増えてしまう)といった事態を防ぐこともできます。

去勢、避妊の手術は、動物病院に相談して時期を決めて行いましょう。

毎日欠かさず散歩に連れて行きましょう

犬の寿命は、長くても20年ほど。人間の何倍も速く時間が過ぎています。

散歩を一日休むだけで、犬にとっては人間の一週間に相当するくらい、運動できていないことになるそうです。

適度な運動は体調管理にも必要です。歩き方がいつもと違う、そんなところからケガや病気に気付くこともあるのです。

窓や玄関から逃げ出せないように対策をしましょう

何かを見ているワンちゃん

夏など、窓を開けたままにしておけば、逃げ出してしまうかもしれません。

ご主人様が帰ってきて玄関を開けた瞬間に、隙間から飛び出してしまうかもしれません。

外に逃げてしまったらどうなるでしょうか?探し出すのは非常に大変です。

また、通りを歩いている人にケガや迷惑をかけてしまうかもしれませんし、交通事故に逢ってしまうかもしれません。

玄関はゲートを設置するなどの対策が必要です。

窓はきちんと閉めて鍵をかけて出かける必要がありますが、特に夏は暑すぎないよう、エアコンをつけておくなどの工夫が必要です。

また、もし逃げ出してしまったときのために、保護されたときに連絡が取れるよう、迷子札をつけておきましょう。

何かあった時に代理で世話をしてくれる人を見つけておきましょう

一人暮らしの飼い主が病気になって入院。そうしたら、何日も留守になってしまいます。

犬は、自分で水もフードも用意できません。

あなたに何かあって何日も留守にする時、事故などであなたが亡くなったとき、代わりに犬の世話をしてもらえる人を見つけることは、とても大切なんです。

地震や火災で避難するときの準備をしておきましょう

地震で避難所に避難するとき、犬は避難所の室内に連れて入ることができないかもしれません。

物件選びの項でも触れましたが、犬嫌いの人やアレルギーで困る人もいるからです。

避難所では、人の食料は用意されていますが、犬のフードは自分で持ち込む必要があります。

クレートなどの仮住まいやフードの備蓄など、万一に備えて準備をしておきましょう。

また、クレートなどに普段から慣れさせておくことも大切です。

終生飼養の覚悟を持ちましょう

最後ですが最も重要な点です。ペットを飼い始めたら、最期を看取るまで飼い続けましょう。

一人暮らしから結婚して、家族が増えることもあります。その時に「この犬、もういらない」ではいけません。家族の一人として、共に暮らしましょう。

犬の寿命は長くても20年。人間と同様に、高齢になれば病気になることもありますし、目や耳が衰えてきます。

動物病院に通うことも増えてお金がかかります。犬が病気で苦しむ姿を見るのはつらいですが、それまで共に暮らしてきた家族としてケアを続けることが大切です。

あなたは何歳ですか?飼い始める犬は、あとどれくらいの寿命がありそうでしょうか。それまであなたは生きていられますか?

自分の寿命に見合ったパートナーを見つけることが大切なんです。

飼い始めるなら仔犬からという固定観念ではなく、適齢の保護犬を迎えることも視野に。お互いに無理なく過ごせることが重要です。

犬は、単に可愛いだけではありません。一生のパートナーとして、大切にしてください。